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男にとって(女性にとってはもっと!)妊娠は期待と不安とが入り混じった、哺乳類の神秘です。
神秘とはいっても、どういったことが起きているかは、科学的に証明されています。
子供がほしくて、どうしようもないカップルは、「妊娠しよう」と焦る気持ちもあるでしょう。
周りから、「まだ?」と訊かれるのが、つらくなることもあります。
ここは、ちょっと冷静になって、
「妊娠とはなんぞや」
「女性の体の中で、どういうことが起きているのか」
これを、もう一度考えてみましょう。
女性は、月経が始まっておよそ2週間目に、卵巣から卵子が飛び出て卵管に排卵します。
排卵のタイミングに、精子がやってきて、卵子と合体することが受精(受精した卵を受精卵という)です。
このときはまだ「妊娠」には至ってません。
受精卵は、およそ3日間で子宮に到着。そこから、さらに3日かかって子宮内膜に着床します。
ここで、はじめて妊娠が成立するのです。
予定月経の約1週間前(妊娠週では3週目ほど)を迎えるころ、子宮の大きさは、ニワトリの卵と同じくらいになっています。このときはまだ、妊娠の兆候や自覚症状はありませんが、赤ちゃんの心臓などの器官を形成する組織や神経管などの芽は、確実にできあがっています。
女性は、体や心に変化が徐々に現れてきます。
・視点・
実は、傍目で見ていれば、男の視点でも変化が感じ取れるのです。
私の奥さん場合は、「ふっくらとした感じがして」「やさしい匂い」が漂ってきてました。あるとき、なんとなく違う雰囲気を感じたのです。
それまで、「懐妊したと思っていたものが、実は違っていた」ことが何度かあったので、口には出しませんでしたが。後から思えば、あれが妊娠だったのです。
妊娠には、本人が感じる兆候が、もちろんあります。
よく言われるのが、「生理前にお腹がチクチクした」という体験。
そのように感じた女性たちが、多いというのです。
私が、ほかの女性に聞いて回ったわけではありません(!)が、妻はそう話してました。
生理前に感じることなので、「生理かな」と思うようですね。
ところが、生理がなかなかはじまらない。ヘンだな・・・そう思っているうちに、他の妊娠の兆候がいくつも現れてきます。そういうことで、「お腹がチクチクしたのは妊娠の知らせ」だったと、後から分かったそうです。
妻本人は、「チクチク」の感じがよく分からなかったそうなので、個人差があるということですね。また、結果として「あれは妊娠の兆候」と思った程度の軽微な兆候です。生理前の症状とも似ているので、妊娠を確信するには、弱すぎるようです。兆候と感じたのなら、産婦人科で診てもらうのが確実といえます。
産婦人科にいくのが、あまりにも早すぎると、「エコー」で赤ちゃんが写らないこともあります。
もしも、妊娠をしていなくても「妊娠をしている」つもりで生活したほうがいいでしょうね。結果がわかるまでは、重い荷物は持ってあげる・寝不足をさせない・ハードな運動を控えさせるなど、お腹の赤ちゃんに気を配った生活をさせてあげてください。